おうとほうかい

四話 賢者伝承!

賢者笹川――
ファルゾファーム島で勃発した第三次聖戦の最中、何者かの手により聖バンバーグ王国に召還され、たった一人で戦の流れを変えてしまった男。
伝説の賢者と呼ばれるのは、その異常なまでの高い魔力と人を惹きつけるカリスマ性からきていた。
しかし第四次聖戦中、彼は突如、何処かへと姿を消した……
「噂では、その賢者様の血を引いておられる方が、この西大陸のどこかにいらっしゃるそうですわ」
「はぁ……それで?」
「ですから、そのお方のお力添えを借りることができれば、ダークエルフを退けることができるかもしれません」
宿屋にて、ホーリーとクレアはゴルゴル城奪還の策を練る。
「どこにいるのかも判らないような方を探して回るんですか?言っちゃなんですけど、勇士を集めた方が早いんじゃ~ないでしょうか」
と、言ってから俯いてしまったマスターを見て、ホーリーは慌てて慰めた。
「あっ、別にマスターを責めているつもりではありませんよ。ただ、一般論を言ってみただけで」
「すみません……お気遣いして頂いて。あの、それよりも」
ちらとクレアには上目遣いで見つめられて、「はい?」とホーリーも格好を崩す。
「私をマスターと、お呼びにならないで下さいませんか?」
「へ?し、しかしクレアさんは僕のあるじですから……」
「そのようにクレアさんとお呼びください。そのほうが私もお話ししやすいですし」
さっきまで落ち込んでいたかと思えば、瞬きの合間に笑顔へ戻っており、くるくる表情が変わる。
しかも目の前の美少女は自分に、どうやら好意的なようである。
となったら、ホーリーだって悪い気がしない。
「それじゃ僕のこともホーリー様ではなく、ホーリー君辺りでお願いしますね」
「いいえ、ホーリー様はホーリー様ですわ」
キラキラした羨望の眼差しで見つめられて、好意以上の感情があるとしか思えない。
これはもうハッピーエンドフラグまったなし?ホーリーの下心は膨らむばかりだ。
「でも、ホーリー様。勇士とおっしゃいましたけれど、そちらのあてはあるのでしょうか?」
不意に現実へ戻ったクレアに、ホーリーも奥の手を切り出す。
「ギルドにいけば雇うことができますし、お金がなければ切り札がいます。さっきの道に戻りましょう、僕の幼馴染がいましたので。まだいるといいんですが」
だが、シドがいつまでも"さっきの道"にいるわけもなく。
彼らは森の中を移動していた。シドはというと、エルクの子分におんぶされている。
「さっき素っ頓狂な声をあげていたねぇ。あんた、賢者を知ってんのかい」
エルクに尋ねられて、黒髪の少女――アキラと名乗った――は宙を見つめながら、答えた。
「賢者かどうかは知らないよ、同姓同名の別人かもしれないし。それよりビルビーを置いてきちゃって大丈夫かなぁ」
ちらと後ろを振り返る彼女へ「大丈夫だよ、いざとなったら竜人族は人の成りで町に紛れ込むことができるんだからさ」と笑い、エルクは先頭を歩いてゆく。
人の成りと言われてもピンとこなかったアキラだが、ひとまず判ったふりをして頷いておいた。
「それより話してごらんよ。あんたの知ってるササガワって、どんな奴なんだい?」
再度エルクに促されて、アキラは聞きかじりで知っている限りの情報を並べた。
「んとね。ボクも実際会った訳じゃないから噂でだけなんだけど、伝説の先輩って呼ばれていたよ。ボクの通ってる都立青銅学園のOBなんだけど、とにかくスポーツ抜群で明るくて格好いかったんだけど、でも女の子より男の子にモテるタイプってやつ?でー、結構ナンパ野郎で土日はナンパに行ってたりしたんだって。あ、それで何で伝説かっていうと喧嘩がむっちゃ強かったかららしーんだ。昔でいうところの番長?みたいな感じなんだってー」
――しばしの沈黙が一同を包みこんだ後、ポツリとエルクが呟く。
「……い、イマイチよく判らないけど、そいつと賢者笹川とは別人かも知れないねぇ」
だが、その実態は同一人物なのである。
賢者と後に呼ばれた笹川修一は、アキラのいた世界にある同学園から召還されたのだから……
「あんたも驚いていたよね」と、エルクの目がシドを捉える。
「天空都市を知らない奴が賢者伝承を知っていたとは驚きだよ」
「ふざけんな、冒険者を目指してりゃー伝承の一つや二つぐらいは知っていて当然だ」と鼻息の荒い返答へ、アキラが素っ頓狂に驚く。
「冒険者?へー、冒険者ってホントにいるんだ~」
「……町から出たことがねぇってか?おめでたい頭してるぜ」
シドにはボソッと突っ込まれ、アキラがムカついて反論する前に目的の家へ到着した。
緑の屋根にピンクの壁の、可愛らしい一軒家が建っている。
エルクがドアをノックすると、かすかに花の香りが漂う明るい壁紙の室内に通された。
部屋の中央で微笑んで佇んでいるのは、黒い服に黒い帽子を被った魔女スタイルの若い女性だ。
「この人が笹川さん?えー、でも女の人だよぉ~?」
訝しがるアキラにエルクも肩を竦める。
「そうさ、初代の賢者は何百年前の人間だと思ってるんだい」
アキラが噂の又聞きで知る笹川先輩は十年前の卒業生、しかも男性だった。
だが異なる場所で知らない人の話を続けても詮無きこと、大人しく黙っておく。
「家系か?」と尋ねるシドに黒衣の女性が頷く。
「はい。私は賢者笹川の末裔、プリペイト=M=笹川と申します」
「ボク、新城 旭!」
突然挨拶したアキラを見て、エルクがジト目になる。
「何いきなり自己紹介しているんだい?」
「初めての人には自己紹介しろってお母さんに言われているんだもん」
微笑ましいやり取りに、賢者もふわっと会釈した。
「アキラさんですね、よろしくお願いします」
それを遮る勢いでエルクが背後を振り返る。
「それよりプリペイト、急患だよ。治して欲しい怪我人がいるんだ」
「はーい」と微笑み、床に降ろされたシドの元まで歩いていくと、賢者は笑顔を崩さず言う。
「では、まず~、おズボンを脱ぎ脱ぎしましょうね~」
「えぇ!?こ、ここで治療するの?フケツすぎない?治療室ってないの!?」
些か大袈裟だと思われたのか、アキラの極めて現代人な驚きはエルクに叱咤された。
「あんた、さっきから失礼すぎやしないかい!?この人はねぇ、あたしらダークエルフでも分け隔てなくつきあってくれる人なんだよ!」
ビクッと怯んだアキラへも賢者は、やはり笑顔で答えた。
「大丈夫ですわ。魔術による治療では周りに雑菌が飛んでいても関係ありませんもの」
「へぇーそうなんだぁ」と感心するアキラには、間髪入れずエルクの子分が「無知が」と悪態をつく。
「悪かったな!ボクの住んでたトコには魔法なんてなかったんだから仕方ないだろ!?」
キレるアキラにはシドの「ド田舎か?」といった追い打ちも入り、ますます彼女はキレ散らかした。
「首都だよ!!」
「首都だぁ?ウソつけ」
「ウソじゃないもん!」
「じゃーお前のその髪の毛と目の色は、どう説明する気だ?あぁ?」
「目と髪がなんだってのさ!?」
言い争う二人の間に割って入ったのは賢者だ。
「西大陸の首都はロイス王国ですもの、金髪碧眼でないとおかしいですのよ。アキラさんは、もしかしてジパンからいらした方ではありませんか?……と、患者さんはおっしゃっておりますわ」
そういや、そうだった。
ここは異郷の地、ファーストエンド。
アキラを乗せてくれたドラゴンも言っていたが、アキラの住む日本とは違う地らしい。
それにしても、ジパン?ジパンって日本のこと?
だったら、そこを目指して行けば、家に帰れるかもしれない。
ひとまず「う、うん」と頷いてみたら、賢者は「まぁ~そうなのですか。私はてっきりゲート通過者かと思っておりましたのに」と不思議な返事を寄こす。
「ゲート通過者?」
シドにも尋ねられて、賢者は二人の顔を見比べてから答えた。
「はい。ゲートと呼ばれる召還魔法によって別世界より呼び出された者を、そうお呼びするのですわ」
アキラの脳裏に、脱出してきた場所が浮かんだ。
彼らも似たようなことを言っていなかったか。召喚が、どうとかこうとかって。
「あ、それ、ボクを誘拐した人達も言っていたよ」
「あら、ではアキラさんはゲート通過者ですわね。次元召喚を知る者も、今では少なくなりましたから」
どうにも、さっきから話が通じているようで通じていない。
アキラは賢者に掴みかかって捲し立てた。
「ゲートって何?教えてよ。ボク、東京に帰れるの?ジパンって日本のコトじゃないの!?」
「うるさいね!今は治療が先だろ!」とエルクに怒られても、なんのその。
「うるさいのは、オバサンだろ!」と怒鳴り返し、「なんだってぇ!?」とエルクの額に青筋を浮かべさせる。
「大丈夫ですわ、エルク。治療を施しながら、ご説明いたしますから~」
言うなり、賢者はシドの足に焼きついているズボンの名残を剥いでいく。
全部取り終わる頃には、アキラは家の外に飛び出していた――
「ったく何なんだい?あのガキは。男の裸が珍しいってわけでもあるまいに」
「しかたありませんわ。お年頃の娘さんですもの~」
くすくす苦笑する賢者に「はっ?えっ!あいつ、女だったのかい!?」と、驚いたのはエルクだけ。
「気付かなかったのか?あいつは女だ。つぅか、スカート履いてんだろが」
「ひとめ見れば判りますわよ~。エルクさん、相当鈍いですわ」
二人揃っての総ツッコミには、エルクも悔しさで唇を噛み締めるしかない。
「では、これより詠唱に入ります。お静かにお願い致しますね」

シドの治療が始まった頃――
クレアを連れて意気揚々と戻ってきたホーリーは、周りの惨状に驚いていた。
身の丈ほどはあろうかという巨大な岩が、木々をなぎ倒して森の中に転がっている。
そして何と言っても、まず目に入るのは巨大なドラゴンの姿だ。
「うわわわわ!ドドドドドラゴンですよ、ドラゴンッ」
みっともなく狼狽えるホーリーと比べたら、クレアの反応たるや、おっとりしたもので。
ドラゴンの側へ膝をつき、そっと鱗を撫でた。
「まぁ……お怪我をなさっておられるのですね。大丈夫ですか?」
「ク、クレアさん!近づいたりしたら危ないです~っ!」
モゾモゾ身動きして、ドラゴンが目を覚ます。
「うーん……あ、あきら?」
「あきら?いいえ、私はクレアと申しますわ。あなたは?」
穏やかに会話する二人よりも、遥か遠くまで脱兎の勢いで逃げたホーリーが遠目に叫ぶ。
「クレアさぁ~~んっ!危ないですってば、ドラゴンは世界一凶暴な種族なんですよ!!」
「しっつれいだなー。そりゃ野生のドラゴンだろ?こう見えても、おいらは天空都市のドラゴンだぜ。そこらの野生と一緒にしないでほしいなー」
むくりと起き上がったドラゴンの全長の高さに、ホーリーは気が気ではない。
うっかり側にいるクレアがペチャンと潰されたら、全ての未来計画が終わってしまう。
シドを探しに来ただけなのに、何故こんな巨大怪物と遭遇せねばならないのか。
しかも動揺するホーリーを置き去りに、クレアは喜びに顔を輝かせ、とんでもない提案を出してきた。
「そうですわ!ホーリー様、この方にご協力をお願いするというのはどうでしょう」
「なっ、何ですとッ!?無茶苦茶ですぅっ!第一ドラゴンが僕たちの戦いに介入してくれるはずが」
言葉途中にクレアはドラゴンへ向き直り、深々と頭を下げる。
「ドラゴン様。一生のお願いにございます。どうか打倒ダークエルフの為にお力をお貸し願えませんでしょうか?」
「ちょっとは僕の話を聞いてくださいよ、クレアさぁんっ!!」
遠目に騒ぐホーリーを一瞥した後、ドラゴンはポリポリ頬をかいて承諾した。
「いいよ?ダークエルフぐらいならチョロイもんだし」
「本当ですか!ありがとうございます」
喜ぶクレア姫と、まんざらでもないドラゴンを見ながら、ホーリーは一人頭を抱える。
ドラゴン、つまり竜人族だが、彼らは普段天空都市に引きこもっており、外界へは滅多に姿を現さない。
少し考えれば、このドラゴンが破門なり離反なり、複雑な事情で都市を離れたなんてのは容易に思いつく。
面倒な相手に関わっている暇はない。
それにしても、シドは一体どこへ行ってしまったのか。エルクたちもいないということは――
「ハッ!さてはお前!僕の大事な親友シドを食べてしまいましたね!?」
突然の濡れ衣を被せられて、ドラゴンが「ハァ?」と怪訝な表情を浮かべるのもお構いなく、ホーリーは一気にがなり立てた。
「シドはイヤな奴で女ったらしでグータラで年中気が抜けていて、死に場所は女性のお腹の上なんじゃないかってぐらい駄目な奴ですけど、それでも僕の大事な幼なじみなんです!それを食べるとはドラゴンの風上にもおけませんよ!」
「食べちゃいねーよ。そのシドってやつ……」
訳のわからない言いがかりには、ドラゴンも少々ドン引きだ。
そしてシドの名前に反応したのは、ドラゴンではなくクレアであった。
「シドさん?シドさんとおっしゃいましたか、ホーリー様!」
「はい?えぇ、シドですけど」
「もしかして片目をバンダナで隠していらっしゃる金髪碧眼の方ですか?身の丈194ヤートはおありの、少し目つきの怖い……」
やけに詳しい外見特徴といい、同一人物で間違いない。
姫とシドに面識があったとは驚きだ。
おそらく、知り合ったタイミングは王国が陥落した前後だろう。
「そうです、そのシドですよ。棒を持った」
「あぁ、やはり……!可哀想なお方、私とはぐれたばかりに人生の終末を迎えてしまわれたなんて」
うるうるっと瞳を潤ませるクレアに、とうとうドラゴンがキレた。
「だから食っちゃいねーっての!もう不愉快、おいら帰る!」
言うが早いか砂煙を巻きあげ飛び去っていき、後にはホーリーとクレアの二人がぽつんと残された。
「……冗談なのに、あんなに怒るなんて短気ですねぇ。クレアさん、ドラゴンってやっぱり凶暴なんですよ」と、ホーリー。
「冗談?では食べられたというのは、ご冗談だったのですか?」
「天空都市に住んでいるドラゴンは草食種族ですからね、野生のドラゴンは肉食ですけれど」
騙されたというのに、クレアはパンと手を打ち、羨望の眼差しを向けてきた。
「まぁ……ホーリー様って物知りでいらっしゃいますのね」
「えぇ、伊達に貴族の家系に生まれちゃいませんから。第一シドなんか食べたら食あたりで死んじゃいますよ、あのドラゴン♪」

賢者の家では、シドがでかいクシャミをかましていた。
治療完了、隙間風に素っ裸のせいだろう。
「あらあら~。お風邪ですかぁ?どこかで誰かが噂しているのかもしれませんねぇ」
「んなオヤジギャグはどうだっていいから、服を貸してくんねーか」
差し出されたシドの手を握ったのは、賢者ではなくエルクだ。
「もう服を着ちまうのかい?」
「あったりめーだ、着なきゃ風邪引くだろーが」
「勿体ないねぇ……」
シドの裸体を上から下まで眺め回したエルクが、舌なめずりする。
「どうだい。着替える前に、あたしと一発ヤらないかい?」
「えらい単刀直入だな、その調子で年中盛ってんじゃねぇのか?オバサン」
「ムガーッ!オバサン言うな!」と怒るエルクの側で、賢者がのほほんと突っ込む。
「でも三百年も生きていれば、お婆さんでも間違いではありませんわ~」
「あんたまで言うか!?あたし以上に年齢不詳なくせして!」
シドの座る横へ腰掛けて、賢者は微笑んだ。
「お婆さんではなくて、私がお相手努めさせて頂きますわ~」
「いや、努めなくていいから服よこせっての」
「いやぁんっ、抱いてくださらなくちゃ服はお貸し致しませんっ」
どうあってもシドとイッパツやりたい。
それだけは譲らない二人に、とうとうシドも折れた。
「あー、判った。さっさと始めて終わらそーぜ」
「どっちからやるんだい?」と尋ねるエルクへニヤリと微笑んで。
「二人まとめてだって構わねぇぜ」

その頃、姫君と楽しく雑談するホーリーの元へ誰かが歩いてくる。
「ホーリー様、どなたかがいらっしゃいましたわ」
「えぇ?この辺に旅人とは珍しいですね~。どれどれ」
道の真ん中で向かい合った三人は、しばし互いに互いを見つめていたが、ホーリーが一番最初に我へ返った。
「あ、はじめまして。僕の名はホーリーです。そしてこちらがマイマスター、クレアさんです」
「どうぞ、よしなに」
「あ……ど、どうも。ボク、アキラ。新城旭だよ」
なんとなく挨拶をかわし、ホーリーがアキラの手を取る。
「アキラさんですか~、ではお近づきの印に、ブチュ」
「ぎゃあぁぁ!?」
アキラの手の甲にキスをしたホーリーは、間髪入れずアキラに平手打ちされてもんどりうつ。
「痛いじゃないですかぁ~っ、乱暴ですねぇ」
涙目のホーリーには「大丈夫ですか、ホーリー様!」とクレアが駆け寄り、アキラはというと、これみよがしに手を振った。
「ばっちぃなぁ、もう!あーあ、洗ってこなくちゃ!」
「汚いだなんて酷すぎます!ホーリー様はご挨拶をなさっただけではありませんか!」
奮然と怒るクレアに、アキラだって負けちゃいない。
「だって汚いじゃん!」
「ま、まぁまぁ……すみませんでした。あなたの国では、こういう挨拶はなさらないんですね?」と却って被害者のホーリーが気遣ってしまう始末だ。
「あったりまえだよ!」
「それはそれは……重ねて非礼を詫びます、申し訳ありませんでした」
腐っても貴族、社交辞令で丁寧に取りなすと、ホーリーは改めて尋ねる。
「ところでアキラさん。あなた今、森の中からお出でになりましたけど……失礼ながら、お一人で何をしていらしたのですか?」
「え、うん。知り合ったばっかの人がさ、治療を受けるってんで……あれ?ねぇねぇ、ここに気絶していたドラゴン知らない?」
質問返しにはクレアが「ドラゴンの方でしたら、先ほどお帰りになりましたけれど」と答えた。
「ふーん、そうなんだ~。ビルビーの奴、冷たいな。帰るなら帰るって言ってくんなきゃ。まぁいいや、それでね……」
賢者の家まで一緒に歩きながら、それとなくアキラは、これまでの経過を二人へ伝えた。


To Be Countinued!