15.男女の友情

地獄の体育祭も幕を閉じ、ようやく行事続きの日程から抜け出せたように思う。
無論この後も期末テストと文化祭が控えているが、それまでの日数は空いている。
休み時間は雑談に興じるクラスメイトを眺めて平和なひとときを過ごしていたんだが、不意に廊下が騒がしくなってきて、教室にいた何人かが覗いたり、物好きにも廊下へ出ていった。
「だーかーらー!なんべん言やぁ判るんだよ、俺と小野山は、そんなんじゃねーっての!」
俺の名前まで飛び出した。いや、この甲高い声は坂下じゃないか。
廊下で何を騒いでいるんだ?また馬鹿な先輩諸氏にでも絡まれているのか。
俺も気になって廊下へ出てみると、予想通り坂下と、もう一人は化粧の濃い女子が睨み合っていた。
「大体、喧嘩してもねぇのに、なーんで別れなきゃなんねぇんだよっ」
坂下が女子相手に怒鳴りつけるとは珍しい。どんな嫌味や皮肉を浴びせられても、女子ならニコニコ笑って許すあいつが。
「あんた、小野山くんに近づきすぎなのよ!自分で自覚してないのォ!?」
化粧の濃い女子も声を裏返し、何故そこまでキレているのか理解できない。
俺と坂下の距離が近く見えるのは、俺達が友人だからだろう。何も問題はない。
「もうやめなよ、二人とも!ほら、本人来ちゃったし」と止めに入っているのは、うちのクラスの男子、湯田川だ。
「あっ……」と呟き、化粧の濃い女子が視線をそらす。
俺は構わず、坂下へ尋ねた。
「何があったんだ?」
「こいつがよォ、いきなり喧嘩売ってきやがったんだ」
こいつと指をさして坂下が理由を話す前に、相手の友人と思わしき女子数人が大声で遮る。
「ちょっと、あんた本人に告げ口する気!?サイッテー!」
「アヤちん、もう行こう!こんなの相手にするまでもないって」
アヤちんと呼ばれた化粧女子は「ご、ごめんなさい、小野山くん……なんでもないの、それじゃ」と社交辞令程度に謝り、友人をつれて五組の教室へ消えていった。
チャイムが鳴って、坂下も「あ、やべ。あとで話すわ」と言い残して教室へ戻ってしまい、本当に何なんだ。
「あいつら、ずっとイチャモンつけててさ、坂下さんに」
教室へ戻りがてら、代わりに湯田川が教えてくれた。
「てか、その前に聞いときたいんだけど。お前、坂下さんと付き合ってんの?めっちゃラブラブだって、あいつら言ってたけど」
「……は?」
「だよなー。んなわけないだろって俺らも言ったんだけど、ぜんっぜん人の話聞かないんだよね、あの化粧ブス」
五組では一体どのように取られているんだ、俺と坂下の仲は。
俺達は断じて恋愛関係ではない。ただの友人だ。
そもそも、五組の連中との交流は一切ない。なのに何故、奴らは俺と坂下の関係を気にするんだ?
「まぁー船前さんって思い込み激しいからねぇ」と混ざってきた久佐木に湯田川が「え、さっきの化粧ブス知ってんの?」と尋ねかえし、久佐木は「そりゃあね、同じ部活だし」と答える。
「坂下さんと小野山くんがつきあっているって最初に言い出したのは、彼女じゃないんだけどね。えっと、確か、空手部の二年か三年だったかな?そこから噂が回ってきて、船前さんの耳にも入ったみたい」
噂の出どころは案外、身近な場所だった。誰だ、そういうことを言いそうな先輩は。
俺の顔色を伺い、すぐに久佐木は手を振った。
「あ、もちろん私は信じてないよ?けど、この噂、結構広い範囲で回っているみたいでさー。坂下さんの陰口、あちこちで聞くんだよね」
「げぇー。じゃあ、うちのクラスにもいんのか?噂を鵜呑みにしてるやつぅ」
「そうだね、もしかしたら、いるかもね……」と頷いた久佐木が、俺を見上げた。
「ね、小野山くん。坂下さんを守ってあげてね」
勿論だ。
黙って頷くと、教師が来る前に着席した。


授業中も気になって、内容が頭に入ってこなかった。
坂下の陰口が、あちこちで叩かれているのか……
それも、俺と関わったせいで。
彼女の身の安全と平穏を考えるなら、交流を終わりにしたほうがいい。
だが……友達をやめる、と考えただけで涙が出そうになる。
この学校で一番信頼できて、且つ安らぎを覚える友人は坂下しかいない。
彼女の長所をあげるとすると、恋愛話を振ってこない点か。
俺が恋愛に興味ないと宣言して以降は一回もだ。
他の友人、主に女子との間でかわされた俺関連の話題ですら口にしなくなった。
だから、坂下と一緒にいる間は恋愛に興味がない自分を否定せずに済む。
月見里にも同じ関係を期待したんだが、あいつは意外と他人のゴシップが気になる人間だった。
桜丘は、月見里とは別方向で駄目だ。
彼女は他の女子と一緒で俺に対する態度と距離感が、徐々におかしくなってきている。
それにしても、俺達がつきあっていると言い出した先輩は誰なんだ?
俺に一番恨みを抱いていそうなのは主将だが、浮いた話に一番興味津々なのは愛川先輩か……
いや、しかし愛川先輩は坂下を気に入っているようだし、まさか言うまい。
主将にしたって、こんな噂を流したところで何の憂さ晴らしになるんだ。
どうせ流すなら俺個人に関する嘘を流したほうがマシだろう。
どのみち、あの一癖も二癖もある先輩諸氏が正直に答えるとは思っちゃいないから、犯人探しをするのは無駄だ。
それより坂下への風評被害を何とかしなくては。
坂下が俺と別れたくないと思ってくれたように、俺も坂下とは別れたくない。
いつも一緒に下校してくれるおかげで、知らない男女からの告白を受けずに済むようになった。
これまで興味のないゴシップ話ばかり振られて辟易していた昼飯時間も、坂下が加わってからは学校行事の話題が中心となり楽しくなった。
学校に関する話題が増えたのは、彼女が三ヶ月遅れの転校生だからというのもある。
入学式後に説明された内容を知らないせいで、所々無知な部分があるから、俺達が補足してやらないといけない。
坂下は素直に喜んだり、頼りにもしてくれる。
空手以外は何の秀でた能力もない、こんな俺でも誰かの役に立てると思わせてくれるんだ。
そして、最も重要なのは部活だ。
一年生は俺一人、お世辞にも性格が良いと言えない先輩に囲まれての活動は地味に辛かった。
坂下が入って以降は、部活も賑やかになったように思う。休憩中に話し相手が出来たのが何よりも嬉しい。
こちらが苦手とする話題は避けて、お互いの趣味に関する話を振ってくれる。
ずっと、こんな友達がほしいと思っていた。坂下こそ、俺にとって理想の友人だ。
それなのに男女だというだけで恋愛を邪推するってんだから、周りの連中には心底うんざりする。
男女にだって恋愛感情の絡まない友情ぐらい存在するだろう。そうでなければ、男女の幼馴染は全員カップルになってしまう。
休み時間は誰に呼び出されても、教室に引っ込んでいよう。
面倒な噂を振られても、なんとも答えようがない。
俺の気持ちを汲んだのか、それとも噂をする連中は本人に直接尋ねる勇気もないのか、昼休みが来ても誰も尋ねてこず、坂下すらもやってこない。
いや待て、さすがに彼女まで来ないのは、おかしいぞ。知り合って以来、昼飯は必ず一緒に食べていたんだ。
もしや船前アヤちんとやらに呼び出されて、校舎裏なり屋上で袋叩きにされているんじゃなかろうか。
久佐木は同じ部活の生徒と言うだけで、それほど船前某の素行に詳しいようでもなかった。
廊下で口喧嘩を繰り広げる気性の荒さから考えても、あの女がヤンキーじゃないとは断言できまい。
いてもたってもいられなくなり、まずは一組の教室を覗く。
いない。
続けて階段を駆け上がり、屋上へ出た。
いない。
やはり、残るは校舎裏なのか――?
階段を駆け下りる俺を「おーい、待てよ小野山、昼飯は?」と追いかけてきたのは林だが、構っていられるか。
――いた!
玄関を出る前に目視で坂下を発見する。
校庭の一番端、フェンス近くにあるタイヤの側に彼女は居た。
一気に駆け寄り、声をかける。
「坂下っ」
「んあ?お、小野山?」
坂下はタイヤに座って弁当を広げており、一組のヤンキー女子、坂下の友人達も一緒だった。
「あれ、小野山くん?一緒にお昼するぅ?」
呑気に笑い、一人が弁当箱を振り回す。
「てか、なんで来るんだよ、小野山ぁ」
坂下は不機嫌だ。
こんな所まで俺が来るとは思っていなかった――そのように見える。
「駄目だよ〜、レンカ。小野山くんに、ちゃんと言っとかなかったんでしょ」と小言を漏らした女子が微笑んだ。
「あのね、今日はレンカ、ウチらと一緒にお昼食べたいんだって言い出して、じゃあ、外で食べよってなったの。ごめんね?レンカ、小野山くんに断るの忘れてたんでしょ。それで小野山くん、探し回っちゃったんじゃないの?はい、お茶」
「……ありがとう」と受け取ったお茶を一気飲みして、考える。
今日に限って、坂下が同クラスの友人と昼飯を取ったのは何故だ。
まさかと思うが、坂下本人にも誹謗中傷が聴こえてきたのか。
だから、誘いはおろか断りにも来られなかったのか……?
彼女が二組にいけば、勘違いした連中の憎悪は高まる。
「悪かったな、小野山。だが、ごらんのとおり今日はハーレムランチタイムを満喫してるんだ、俺ァ!お前も一緒に食べるダチを見つけて食っとけよ、じゃあな!」
一見冷たいとも取れる坂下の態度に、他の女子が俺を気遣ってくる。
「ちょっとレンカー、せっかく走ってまで探しに来てくれたんだよ?ここで一緒に食べたっていいじゃないっ」
違う。違うんだ。
坂下は、わざと突き放しているんだ。
俺達が一緒にいるのを見られるだけで、誤解と悪意は広まってしまう。
特につらいのは坂下本人への誹謗中傷だろう。
誤解だと言ったって、船前某の件を見るに信じてもらえるかも怪しい。
というか、坂下の友人は聴いていないのか?坂下と俺にまつわる陰口の数々を。
聴いた上で無視すると決めたのか、或いは中傷自体が自分事ではないから、どうでもいいのか。
もう一度、坂下へ目を落とす。
友人からも視線を外して、どこか気まずそうな表情を浮かべている。
本心でハーレムランチタイムを満喫しているなら、俺を追い払うのではなく目一杯自慢するはずだ。
しかし、ここで問い詰めたって本音を割るまい。坂下は、そういう奴だ。
「わかった。邪魔したな」
できるだけ平静を装い、声が震えないよう短く答えて踵を返す。
「あ!小野山くん、行っちゃうの?一緒に食べようよ〜」と追いすがる声を振り切り、校舎へ走る。
ああ。
これから先も、ずっと、もしかしたら卒業まで、こうやって距離を置かれてしまうのか。
そうだ、部活は?部活でも距離を置かれたら、きっと俺は耐えられない。
どうして、こんなことになった。
原因は判っている。
誰かが悪意ある噂を流し、それを鵜呑みにした主に女子のせいだ。
俺が俺じゃなければ、女子に目をつけられるような奴じゃなければ、同じ女子だったら、起こり得ない悪意だったかもしれない。
だからといって、性転換する勇気も顔を潰す勇気もない。
臨海学校の時と同じように、メソメソ落ち込むしかできない自分が嫌だ。
だが犯人を探しても、違うと言っても誰も俺の話を聞いてくれなかったら、どうすればいいんだ。
せめて坂下の置かれた環境だけでも拭い去ってやりたい。
坂下が俺の恋人ではないと証明するにあたり、一番簡単なのは坂下とは別の恋人を出現させる方法だ。
無論そうなったら次の中傷ターゲットは、その人へ移るだろう。だから、すぐに別れた宣言すればいい。
問題は誰に頼むか、だが――
片っ端から脳裏に女友達を思い浮かべて、俺は絶望に首をふる。
駄目だ。誰に頼んでも本気で勘違いしそうな輩しかいない。
いっそ、友人ではない女子に頼むか?例えば佐藤や大弓といった。
しかし如何にもクラスでの立場が弱そうな女子を犠牲にするのは、心が痛むな……


悩んでいるうちに放課後になった。
憂鬱だが、部活には行かねばならない。
部室に一歩入ってすぐ「あー、今日は悪かったな、小野山」との謝罪を受けて、相手の顔を、じっくり眺めてしまった。
坂下だ。無視したりせずに話しかけてくれた、それだけで涙ぐみそうだ。
「アヤチンの仲間が俺の悪口を流しているって、ほみほみから聞いてさ、そんで今日は一緒に昼飯すんのやめとこかなって思ってよ」
久佐木の言い方だと、悪口は船前某が知るよりも前から回っているような感じだったが、今更出どころを探したところで何だという気もする。
「や、俺の悪口だけなら、いいんだけどよ?なんか、お前まで巻き込んでいるらしくってよ。だから、今後も昼飯は別々に」
俺は坂下の真ん前に立ちふさがり、首を真横に振った。
「そんな気遣いは不要だ。噂になっているからといって距離を置くのは、逆に信憑性を与えてしまう」
噂自体は坂下の耳に直接届いていなかったのか。
坂下の友人が聞いて、それで坂下は俺に遠慮したんだ。
そんな遠慮、してもらわないほうが良かった。
「それに、俺はお前と昼を一緒に過ごしたい」
昼だけじゃない。下校も、その後も一緒に遊びたい。
お前が望むなら、休日にスケボーの練習を見に行くのだって有りだ。
喧嘩したって仲直りできたんだ。
こんな根も葉もない噂如きで俺達の交流が終わってしまうなんて、絶対に嫌だ。
「頼むから……っ、距離なんか、置かないでくれ。俺達は、友達、だろ……?」
我慢しきれず、涙が溢れてしまった。
臨海以来、坂下の前では泣くまいと決めていたのに。
「えっ、いっ、な、泣くなよォ……だから悪かったって」
坂下は慌てているし、端で見ていた先輩諸氏も俺を指さして焦っている。
早く泣き止まなければと俺も焦るが、涙が止まらない。
すっとハンカチが差し出されて、誰かと思って顔を見たら、愛川先輩だった。
「ごめんね。菊井くん達が体育祭で話していた他愛もない【もしも小野山くんと坂下さんがつきあっていたら?】っていうネタが、思ったより多くの人に誤解と偏見を与えちゃったみたいで」
「ちょ、ちょっと待てェ愛川ァ!今このタイミングで言うのかよッ」
当の菊井先輩は泡を食っており、では、この男のせいで坂下は一部の女生徒から憎まれるハメになったのか?
「言うに決まってんでしょ、菊井くんこそ後輩を泣かせて何の罪悪感もわかないの?」
「え〜?だって元ネタは所詮もしものif空想だし、根拠なしの噂なんか無視すりゃいいだろ!?」
そうだ。
目の前で坂下を罵倒する女子さえいなければ、きっと俺も無視できたはずだ。
好きな友達を悪く言われる。
それが、どれだけ人を傷つけるのか判らないのだろうか。
悪意で噂をばらまいた奴も、思い込みで噂を鵜呑みにして罵倒した船前や、陰口を広める奴も。
「アヤチンも噂をまるっと信じているらしくてさ、俺とお前がラブラブカップルだなんだって決めつけて、別れろ連呼してきやがってよー。ムカつくったらねぇぜ。ったく、どんな穿った目で見りゃ俺達がカップルに見えるってんだよ?」と、坂下がぼやく。
続けて指をボキボキ鳴らしながら、「そっか菊井センパイが元凶だったのか。こいつぁなんか礼をしなきゃなぁ」と凄んでみせるあたりは、彼女らしくもある。
愛川先輩も止めるでもなく「いいよ、思いっきりやっちゃえ。煮えたぎった熱湯をパンツの中に注いどく?」とノリノリだ。
「小野山くんもボディに五発ぐらい入れて軽く病院送りにしちゃったら」と振られたので、ようやく涙の止まった俺は、その提案を拒否した。
「菊井先輩を殴ったって意味がありません。それより愛川先輩、元が虚無だとご存知なのでしたら、真実の拡散に協力していただけませんか」
「ん〜、小野山くんは真面目だねッ。もちろん、協力するよ!」
愛川先輩は快く助力を約束してくれて、他の先輩も、おずおずと「お、俺達もやっとくぜ。だから、な?元気出せよ」と申し出てくれる。
元気なら、とっくに回復した。坂下が噂を気に病んでないと判った瞬間に。
「お前さ、見かけによらず繊細だよな!」
バシンと勢いよく俺の背中を叩いて、坂下が宣言する。
「だからってんじゃねーけど……俺も、お前を守ってやるぜ。俺が、お前の正義になってやる」
言われた意味がわからず、俺は首を傾げる。
守るのは、俺がお前をだろう。坂下に守ってもらわずとも、降りかかる火の粉を払えない俺じゃない。
いや、今回は初めての事態だったので対処方法に戸惑ったが、学習したんだ。次からは悪しき噂にも負けない。
「何ポカンとしてんだよ。お前一人じゃ今回みたいな悪意の噂が再び出回った時、まーた困って泣いちまうかもしんねーだろ?だから、俺が手に手を取り協力するっつってんだよ。ここは黙って、おうとか頷いておけっての!」
これも彼女なりの気遣いだったのか。
黙って頷く俺を見て満足の笑顔を浮かべる坂下へ、主将の無粋な突っ込みが飛んだ。
「んで、お前らホントに男女の愛情はゼロなのか?例えばよ、小野山のチンチン見ても動揺しないって言い切れんのかよ、坂下チャンは」
「はぁ!?ば、バッッカじゃねーの?バッカじゃねーーーの、お前!」
「て、てめっ、誰がお前だっつーの!いい加減、主将って呼び名覚えろや!あと先輩に向かってバカはねーだろ!」
真っ赤に頬を染めて何度もバカを連呼する坂下に主将もいきり立つが、今のは主将が完全に悪い。セクハラだ。
それに異性の裸を見て恥ずかしがるのは人間の本能であって、相手に恋心があるかどうかとは別なんじゃないか?
まぁ、俺は誰の裸を見ても、そうした感情がわかない欠陥品なんだが。
「小野山は、お前の裸見たって何とも思わないだろうけどなっ。寸胴まな板すぎて」
「ガーッ、うるせぇな!興味もたれたって嬉しかねぇや!!」
目の前では坂下と主将が、どうしようもないネタで小競り合いを続けている。
今日も、だらけた部活の始まりだ――


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颯太芽依

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